令和6年度1回品川区国民健康保険事業の運営に関する協議会 議事録 品川区健康すいしんぶ国保医療年金か 協議会の概要 開催日時:令和6年9月4日 開会:午後2時 閉会:午後3時 開催場所 第二庁舎4階 災害対策本部室 出席委員(けいしょうりゃく) 被保険しゃ代表 いちむら よしみ、ささき たけひと、ささき ゆたか、たもかみ かつよ、 はやし よしふみ 医師・薬剤師代表 おおき けんいち、かとう はじめ、きうち しげゆき、きくち まゆみ、 はやし ながなお、まえだ たけあき、みぎた たみひこ 公益代表 こんの たかこ、すずき ひろこ、たじり しげき、にいみ まり、にしむら なおこ、やなぎさわ さとし 被用しゃ保険代表 すぎうら けんいち、てらだ やすひさ 欠席委員(けいしょうりゃく) 被保険しゃ代表 はせがわ たいじゅん 公益代表 えのもと けいすけ 区側出席しゃ もりさわ区長、あらい副区長、あべ健康推進部長、えんどう健康推進部次長、いけだ国保医療年金課長 書記 のぐち保険事業係長 議題 審議事項 1:品川区国民健康保険条例の一部改正について 報告事項 1:加入者情報のお知らせ発送について 議事の状況 1:開会 いけだ国保医療年金課長より開会の挨拶 2:区長挨拶 もりさわ きょうこ区長より  本日の議題にあるとおり、令和6年12月2日をもって、現行の保険証は廃止され、マイナンバーカードと一体化したマイナ保険証の運用が本格的にスタートする。  そうした中、国民健康保険は、被保険者の高齢化に伴い、医療費水準が高い状況が進行しており、また、新型コロナウイルス感染症など特殊な要因の影響による医療費の増加、医療の高度化など、国民健康保険制度を取り巻く現状は厳しさを増している。 品川区としては、国民健康保険制度が安定的かつ継続的に運用できるよう、共同保険者である東京都と連携しながら、持続可能な財政運営に向けて努めてきた。本日の協議会では、皆様のお力添えをいただきながら、国民健康保険が多くの人々の安心を支える制度であり続けるよう、様々ご議論いただきたい。 3:会長の選任  品川区国民健康保険事業の運営に関する協議会規則第4条の規定に基づき、公益を代表する委員である、にいみ まり委員を事務局より推薦し、全会一致で承認した。 4:会長挨拶 にいみ まり会長より このたび、皆様よりご指名、ご承認をいただき、品川区国民健康保険事業の運営に関する協議会の会長に就任することとなった。皆様のご協力のほど、よろしくお願い申し上げる。  さて、本日はこの後諮問を受け、国民健康保険条例の一部改正について検討していく。活発にご議論いただき、より多くのかたのご意見を賜りたい。議事進行にご協力をお願い申し上げる。 5:議事 議長:にいみ会長 (1)議事録署名にんの指名 にいみ会長より 議事録の署名にんを指名したい。 ささき たけひと委員、はやし ながなお委員にお願いする。 (2)諮問:品川区国民健康保険条例の一部改正について にいみ会長より 区長より諮問をお受けしたい。 (もりさわ区長よりにいみ会長へ諮問文を手渡す)  なお、審議の間、区長は一旦退席する。それでは早速議事に入る。  いけだ国保医療年金課長より諮問文の内容の説明をお願いする。 (3)諮問内容の説明 いけだ国保医療年金課長より 諮問内容について、お手元の「品川区国民健康保険事業の運営に関する協議会資料」に基づき、ご説明をさせていただく。 (以降、一通り資料の説明が終わる) (4)諮問内容に関する審議 にいみ会長より 内容の説明が終わった。これより審議に入る。 すずき委員より 資料7ページに国保でマイナ保険証を登録した人が48.14%とあるが、あれだけPRしたにもかかわらず半分にも満たない状況。さらにマイナ保険証を利用している人が9.1%で、9割以上が使っていないという状況が明らかになっている。 しかも、いまだに現場ではトラブル続きで、全国保険医団体連合会からは、健康保険証の12月2日廃止に抗議する、国民の受療権を守るため健康保険証の存続をとの声明も出されている。そんな中で強行するというのが、今回の国保法の改正だと思う。基本的に国の問題ということになるわけだが、それに合わせた条例の改正ということで何点か質問をさせていただきたい。 資料の4ページ、5ページにあるとおり、マイナ保険証を登録していない人には資格確認書、登録した人には資格情報のお知らせ、全員にどちらかが交付される。 結局、保険証と一緒ではないか。保険証であれば1種類で済むわけだが、2種類の、人によって違う文書を交付することになり、行政にとっても負担が強いられることになるのではないか。 この資格確認書と資格情報のお知らせは、保険証と何が違うのか伺いたい。 それから、資格確認書の有効期限について、国からは5年以内ということで提示されていると思うが、品川区としてはなんねんと考えているのか、その理由も併せて伺いたい。 次に、マイナ保険証の登録について、マイナンバーカードの更新が5年ごととなっているが、更新を行わなかった場合、マイナ保険証としての登録もなくなるということか。そして、その際は資格確認書が送られてくるのか。 次に、マイナ保険証を登録した人は、資格情報のお知らせだけでは保険診療を受けることはできないと資料4ページに書かれているが、これはどういうことなのか。マイナ保険証の手続というのは、顔認証だったり暗証番号だったり、そういう手続を必ず行わなければならないのか。資格情報のお知らせは、病院等でトラブルがあって認証できないときにだけ利用することになるのか。その仕組みについても伺いたい。 最後にもう一つ、ある診療じょで、マイナ保険証のトラブルが起こっていないかと伺ったところ、ほとんどの人がマイナ保険証を使っていないのでトラブルは起こってないと言われた。高齢者にとっては、暗証番号が覚えられないとか、顔認証も大変だと思う。マイナ保険証を登録してしまった人が、資格情報のお知らせだけで受診できれば、今までの保険証の代わりに使えると思うが、そこら辺は具体的にどうなるのかということについて教えていただきたい。 にいみ会長より 質問は5点でよろしいか。 すずき委員より はい。 いけだ国保医療年金課長より まず、これまでの保険証と資格確認書の違いについてご説明する。これまでは、保険証は個人を特定するものとして扱われていたが、資格確認書と資格情報のお知らせについては、単なる健康保険に関する資格についての情報ということで、個人を証明するものではないという位置付けになった。実際の医療機関等での利用に関しては、資格確認書については現在の保険証と同じような使い方ということになる。 一方で、資格情報のお知らせについては、マイナ保険証と一緒に医療機関等に見せてお使いいただくことになるため、保険証とは違うものとなる。 それから有効期限について、国は5年までの期間内で設定することとしているが、品川区としては、現在の保険証が2年更新となっているため、資格確認書になった場合も同様の2年更新と考えている。 次に、マイナ保険証の登録について、マイナンバーカードの有効期限は10年となっているが、健康保険の資格情報にかかる電子証明書は5年更新となっている。マイナ保険証を継続して利用するためには、電子証明書の有効期限である5年ごとの更新が必要となる。 それからマイナ保険証のトラブルについて、区ではまだトラブルの報告というのは特段聞いていない。 資格情報のお知らせについて、もう一度、質問内容を教えていただきたい。 すずき委員より 資格情報のお知らせは、これを持参しただけでは受診できないのかという質問だった。マイナ保険証と資格情報のお知らせ、2つを医療機関等で提示すればいいということになるのか、具体的なところを教えていただきたい。 それから、マイナンバーカードの電子証明書の登録が5年間ということで、その5年間が経過して有効期限が切れてしまった場合や更新しなかった場合は、マイナ保険証の登録は切れて、資格確認書に切り替わるということになるのか。その点も伺いたい。先ほどの質問の続きはこの2点。 続けて伺いたいのだが、これまで一定の保険料を滞納した人には、有効期限が半年の短期証が発行されていたと思うが、短期証は今後どうなるのかも教えていただきたい。これまで短期証が発行されていた人数についても伺いたい。 にいみ会長より   先ほどの質問の確認が2点と、短期証について新たな質問があった。 いけだ国保医療年金課長より 資格情報のお知らせだけでは医療機関等にはかかれない。資格情報のお知らせとマイナ保険証を持参していただくことになる。 マイナンバーカードの電子証明書は5年更新になるが、それが切れた場合はマイナ保険証の登録が切れるため、電子証明書の有効期限が切れる2〜3か月前には通知を差し上げる。有効期限を過ぎて、更新の手続をされなかった場合には、資格確認書をお送りする仕組みとなる。現在、12月にまに合うように準備作業を進めている。 また、短期証については、保険証自体がなくなるため廃止となる。一般のかたと同様に、有効期限の2年ごとに資格確認書もしくは資格情報のお知らせを交付する。短期証対象世帯の数について、令和6年の2月現在1,527世帯となっている。 すずき委員より 続けて質問したい。 にいみ会長より   他のかたもいるので簡潔にお願いする。 すずき委員より 短期証がなくなることは分かった。滞納状況がさらに大変な人に対して、現在は資格証が発行されていると思うが、資格証が今後どうなるのかという点についても、お聞かせいただきたい それから、もう一つ、マイナ保険証になったときに、高齢者の施設でマイナ保険証、つまりマイナンバーカードを預かるというのは、大変責任も重く、なかなか預かることはできないということが社会問題になっていた。暗証番号の管理ができないという問題もあった。この点について、解決方法はできたのかについても伺いたい。 続けてもう一つ、12月2日で新たな保険証が発行されないという情報については、結構多くの皆さんのところに行き届いていると思うが、12月2日から実際どうなるのかということは、よく分からないかたが多いのではないかと思う。保険証が12月2日から使えなくなると思っている人も多く、本日ご説明いただいた中身を知らないかたもたくさんいる。どのように周知していくのか、その点も伺いたい。 いけだ国保医療年金課長より まず、資格証明書についての質問にお答えする。資格証明書の対象となっている世帯すうは、令和5年度実績で39世帯。医療機関等での自己負担が10割負担となり、かかった費用については、後ほど特別療養費という形で支給する。今後については、資格確認書に特別療養費の対象であることを記載することになる。 それから、ご高齢のかたのマイナンバーカードの取得や管理については、令和5年11月頃から、厚生労働省が福祉施設や支援団体のかた向けのマニュアルなどもいろいろと作成している。品川区の場合は、例えば、行政書士のかたが高齢者施設などに直接出向き、登録の補助をするということをやっている。 それから、12月2日に保険証がなくなることに対する周知について、国より既にいろいろなところで周知をしているが、区としての周知方法等については、現在、まだ考慮中、検討中となっている。 にいみ会長より 他のかたの質問もいただきたいので、とりあえず、すずき委員の質問はここまでとさせていただく。 他のかたで何かご質問、ご意見等ございますか。 やなぎさわ委員より 確認の部分もあるが、資料4ページ、5ページで、マイナ保険証を保有している人は資格情報のお知らせを交付するとのことだが、国や区は、マイナ保険証を保有しているかたは、両方セットで持参し医療機関等を受診することを推奨されているのか。 いけだ国保医療年金課長より 資料4ページの資格情報のお知らせについてのご質問だと思うが、マイナ保険証をお持ちの方は、基本的にはマイナ保険証だけで医療機関等を受診していただくことが可能。ただ、念のために、資格情報のお知らせをお持ちいただくことで、万が一の際に医療機関等を受診できる。基本的には、マイナ保険証をお持ちいただければ受診できるため、1点だけで構わない。  やなぎさわ委員より  つまり何かしらの理由で不具合があったり、マイナ保険証の読み取りができなかったりしたときのために、資格情報のお知らせを持っていると、トラブルが起きたときに対応できるということだと思う。一方、マイナ保険証を保有してない人に関しては資格確認書が送られてきて、その資格確認書というのは、資料5ページによると、もともとの国保の保険証と同じような感じのものになっていて、これだけあれば、今までの保険証と同じような機能で、一枚だけ持っていれば利用できるという認識でよろしいか。 いけだ国保医療年金課長より ご認識のとおり。 やなぎさわ委員より マイナンバーカードの中にマイナ保険証の機能が入っているかどうか、カードを見ただけでは分からない。暗証番号は忘れてしまったりするし、顔認証も不具合があると聞いている。写真が白黒で結構荒い画質で登録されてしまっているため読み取れず、店頭でのトラブルが全国的に起きているということだ。結局、資格情報のお知らせをセットで持っているほうが安心ということになると思うが、便利なはずのマイナ保険証にもかかわらず、保険証登録しているかたが資格情報のお知らせとマイナンバーカード両方持ち歩かなければいけない状況になっているということでよろしいか。 いけだ国保医療年金課長より  マイナ保険証で医療機関を受診する際には、基本的にはマイナ保険証だけでよいが、もしものために資格情報のお知らせをお持ちいただければということ。トラブルについても、全ての医療機関で発生しているというわけではない。それから、なぜマイナ保険証なのかという点については、医療機関にかかるだけではなく、診療内容等の情報を登録することにより、そのかたの過去からの病歴や薬の処方状況などを確認することができ、健康状態の把握が容易になるという利点がある。このほか、健康増進に役立てたり、緊急時の救命救急のために使用することが可能になる。ただ単に医療機関にかかるためだけのマイナ保険証ではないということもご理解いただきたい。 やなぎさわ委員より 情報の共有の点についてお伺いしたい。受診後、そのデータが反映されるまでには、どれぐらいの期間かかるのか。 いけだ国保医療年金課長より 医療機関から各基金に診療報酬の請求があがってくるまでに、基本的に2か月かかっている。概ね同程度の期間でデータが反映されると思われる。 やなぎさわ委員より ということは、仮にその2か月間のうちに他の医療機関に受診したときには、医療情報等が反映されていないということになる。リアルタイムではない、ある程度タイムラグはあるということでよろしいか。 いけだ国保医療年金課長より ただ今、診療報酬の請求については2か月とお話ししたが、マイナ保険証への医療情報の反映までに2か月のタイムラグがあるかについては、間違った回答かもしれないため訂正させていただく。医療情報の反映については、リアルタイムではなく、多少のずれが生じることは確かである。 にいみ会長より そろそろよろしいか。 やなぎさわ委員より 最後に1点だけ。先ほどすずき委員の質問のときに、福祉施設の登録に関して、補助をおこなっていると話があったが、もう少し具体的にどういったことをやられているのか、教えてもらいたい。 いけだ国保医療年金課長より 福祉施設での申請補助について、具体的な内容については私どもの所管ではないため詳しくお話しできないが、国からの指示により、保健福祉施設等に入所しているかた向けのマイナンバーの取得方法や、施設向けの管理マニュアルなども示されているため、それに基づいて対応を実施していると聞いている。 にいみ会長より ほかに、医療関係のかたから何か質問や意見等ございますか。 はやし ながなお委員より 品川区医師会のはやしです。 今のいけだ課長の話では、マイナンバーカードを持参すればいいということだったが、医療機関によっていろいろな段階があり、資格確認のための設備が整っていないところもある。スムーズにいかせるには、マイナンバーカードと資格情報のお知らせの両方を持参する、そういう配慮をしていただいたほうがいいと思う。 それから、現行の保険証だと、有効期限によって保険証の色が変わっていて、受付をする際に分かりやすい。マイナ保険証になって有効期限がいつまでということがはっきりしないと、受付で確認がしにくいのではないか。マイナンバーカードが有効な5年間だけは使えるという解釈でよろしいのか、それも教えていただきたい。 いけだ国保医療年金課長より 12月2日に保険証の新規発行は終了するが、すでに発行済みの品川区の保険証は、来年の9月30日まで有効になる。来年の9月30日を起点に、そこから現在と同じように2年間更新で資格確認書を更新していくことを考えている。資格確認書の色についても、現在と同様に3色を交代で使い、あまり変化がないよう医療機関の皆様に分かりやすく使っていただける、見ていただけるようにしたいと考えている。  にいみ会長より よろしいか。 はやし ながなお委員より はい。 にいみ会長より  ほかに、ご意見は。 かとう委員より 品川区薬剤師会のかとうです。 一点確認したい。私たちは、現状、マイナンバーカードではなくて、オンライン資格確認システムで、保険証番号から実際に資格が有効かどうかを確認しているという状況。それとマイナ保険証は同期しているということで間違いないか。 いけだ国保医療年金課長より 同期していると思う。 かとう委員より 今、全国的には、大体7割から8割ぐらいの薬局にはシステムが置いてある状態と言われている。品川区薬剤師会の会員だと、ほぼシステムが導入されている。会員からは今のところトラブルは聞いていない。 私たち医療従事者は、保険証を提示していただいた後に、それぞれの医療情報を確認させていただく。その際、医療情報の確認に同意をいただくと、実際に血液検査のデータや薬の確認ができる。それをもとに薬をお出ししているというのが現状。私たちの苦労している点としては、せっかくマイナ保険証になっても、同意してくれていない患者さんがいるというのが1点。 あと、先ほど話のあった高齢者施設や在宅医療の患者さんのマイナンバーカードをどのように使っていくのか、まだはっきりと物理的にできない状況。ポータブル型の確認システムも10月以降に発売されるのではないかと聞いているが、そういう意味でも、医療機関側が進めたくても、進められない状況があることを知っていただければと思う。 ただ、災害の際と同様に、ご本人の同意があれば、システムのロックは解除することができる。顔確認が駄目、暗証番号が分からないといった場合でも、マイナ保険証を持っている場合は、本人確認の後同意が取れれば、先に進むことは可能。ただ、事務方としては一回ロックを外して、確認が終わったらまたロックをかけるという、この作業が結構大変。一方で、マイナ保険証を持参しなかった場合、患者さんが同意しているのに医療情報を確認しなかった、確認しなかったがために医療行為が駄目だったというときに、正しい医療ができるのかという問題になってくる。そういった手間がかかるというのが、問題点だと思っている。 にいみ会長より 他に、ご意見は。 こんの委員より 医師会そして薬剤師会の話も伺って、進めたくてもなかなか進められないという医療現場、それから薬剤の現場のお声をいただいた。 区民のかたも、12月2日からどう変わるのか意識しているかたと、これから意識されるかたと様々だと思うが、いずれにしても前に進めていかなければいけない事業だと思うので、品川区としても、医療機関等が抱える課題等とうに対してちゃんと支援をしていくということが必要かと思う。また、区民に対するお知らせについても、分かりやすく周知をしていく必要がある。周知方法については、先ほど、国からの周知はあるが品川区としてはこれから考えるという話があったが、これからなのかと今思った。 分かりやすい区民のかたへの周知方法と併せて、品川区としてはどのようにお考えなのか、お聞きしたい。 にいみ会長より 周知方法も含めての質問に回答を。 いけだ国保医療年金課長より 周知方法について、まだ全ての検討は終わってないところ。この後に報告事項としてご説明する、「加入者情報のお知らせ」という通知を9月の下旬に発送することになっている。その際に、保険証が12月から切れることについては、国保の被保険者のかた、全ての世帯にも通知する。12月2日からは、マイナンバーカードを利用した医療を受けてくださいというお知らせをさせていただく。  また、それに先立ち、9月11日号の広報しには、国保の加入者情報のお知らせを発送するというお知らせとともに、保険証が12月2日から発行されなくなるということを案内する。広報しによる周知は以上の予定。それ以外の部分での周知ということについて、検討させていただきたい。 こんの委員より 医療機関等への支援についても、答弁いただきたい。 いけだ国保医療年金課長より 医療機関等への支援について、特には予定していない。ただ、東京都がさんし会の活動を通じて、12月からの変更点について周知をしている。 こんの委員より 医療機関でマイナンバーカードを利用されている人が9.10%とのことだが、なぜ利用されていないのかという課題の1つが、先ほど薬剤師会から、あるいは品川区医師会から話があったことが理由であると想像される。品川区民がより利用しやすいような体制を、医療機関等と品川区が連携を取って進めていただきたい。 今やることはないと答弁されたが、細かい点で、品川区民に周知しなければいけない点や確認しなければいけない点、あるいは、もっと分かりやすい言葉で表現した周知の仕方をするなど、いろいろな方法が考えられると思うので、その辺についてお願いをしたい。要望で終わりたいと思う。 にいみ会長より そろそろ時間も無くなってきたが、いかがか。質問は簡潔にお願いしたい。 やなぎさわ委員より 保険証を使う医療機関で、病院、薬局以外にも、例えば整骨院などがあると思うが、整骨院などは12月2日以降どのような扱いになっているか教えていただきたい。 いけだ国保医療年金課長より 医療機関と同じような扱いになると思う。 やなぎさわ委員より 整骨院なども、いわゆるマイナ保険証の読み取り機というのがあって、同じように窓口でマイナ保険証を出して受診するという流れということか。 いけだ国保医療年金課長より ご認識のとおりの方法で実施すると思う。 やなぎさわ委員より もし分かれば、整骨院のマイナ保険証の読み取り機、カードリーダーの設置率はどれぐらいか教えていただきたい。 いけだ国保医療年金課長より 整骨院での設置状況については把握していない。 やなぎさわ委員より 私の認識だと、整骨院でマイナ保険証の読み取り機があるところをほぼ見たことがない。先ほど答弁されたように、他の医療機関と同じように進行していくということでよろしいのか、再度確認したい。 いけだ国保医療年金課長より 基本的に、整骨院も同じように被保険者から保険証を見せてもらい、それで最後にご本人の署名をもらって申請する形になっているかと思う。そのあたりのやりかたは変わらないと思う。   にいみ会長より 今の答弁で整骨院についての状況は把握してないということなので、質問はその辺で終了していただきたい。 すずき委員は、新たな質問か。簡潔にお願いする。 すずき委員より 関連して周知の件について、国保加入者全員に加入者情報のお知らせを郵送するとのことだが、その中身が、本当にマイナ保険証を進めるためのものでしかないのではないか思う。自分はどうなるのかと不安に思っている人に対しては、資格情報のお知らせや資格確認書が送られるという情報を周知するのが安心につながるのではないか。9月に発送するこの加入者情報のお知らせに同封していただきたいと思うが、その点お伺いしたい。 いけだ国保医療年金課長より 加入者情報のお知らせについては、国からこのような様式で送るよう指示されている。 にいみ会長より 要望でよろしいか すずき委員より 国からしじされているということであれば、そういうことで。 別な形で、どの方も医療にかかれますということは周知していただきたいと要望する。 にいみ会長より 皆様からのご意見もいただいたので、ここで意見集約を行いたいと思う。 今回の諮問について、諮問どおり答申をしたいと思うが、いかがか。 すずき委員より マイナ保険証については、健康保険証の存続を要望する様々な運動が起こっている。区議会へも、全国保険医団体連合会から請願が出されている状況で、大きく声が上げられている。実際、マイナ保険証の登録者は半分にも満たない。利用率は9.1%で、9割以上も使っていないという状況の中で、強行することそのものが問題だと思っている。 また、マイナンバーカードと保険証を紐づけている国は、Gセブンでは日本以外にもどこにもないという中で、日本だけがこういうやりかたをしている。 そもそもマイナンバーカードは任意なので、こういう形で強制するような状況というのは、やるべきではないと思う。制度は国の問題で、今回、区が条例を改正せざるを得ないということは理解するが、マイナ保険証に対しては問題だと思っているので、この条例の諮問に対しても反対ということで意見表明させていただく。 にいみ会長より ほかに。やなぎさわ委員。 やなぎさわ委員より すずき委員のおっしゃるとおり、国の問題ではあるが、マイナ保険証を便利で使いたいというかたは使えばいいし、紙の保険証を今までどおり使いたいというかたがいればそうすればいい。両方併設、両方併用できる形がベストだと思うので、国の制度に対して区がどこまでできるかというところは当然あるが、やはり私としても反対したい。 にいみ会長より 他にご意見は。まえだ委員。 まえだ委員より 品川区医師会のまえだです。 基本的なことをお伺いしたい。今48%の区民がマイナ保険証を持っているということだが、12月2日までに、駆け込みで多くなると思うが、区としては、なん%ぐらいまで上昇すると予想しているのか。アバウトな数字でいいので教えてもらいたい。 いけだ国保医療年金課長より 現在、品川区のマイナ保険証の登録の割合は48.14%と資料7ページで紹介させていただいたが、こちらも実際にはじりじりと増えている状況。12月には50%を超えるのではないかと期待している。 にいみ会長より この諮問内容についてはいかがか。 まえだ委員より よろしいと思う。 にいみ会長より ほかにご意見がなければ、先ほど、反対、異議ありのご意見もあったが、そのほか多数の委員のかたは賛成ということであろうかと思う。今日出た様々なご意見については議事録に記載するということで、諮問どおり答申するということで、答申案をまとめていきたいと思うが、いかがか。 よければ、異議なしのお声をいただきたい。 異議なしの声あり にいみ会長より それでは、審議の結果を答申するが、答申文を事務局が整えるあいだ、しばらくお待ちいただきたい。そのあいだ、報告事項について説明をお願いする。 いけだ国保医療年金課長より 先ほどから何度か話題に出ているところだが、資料8ページをご覧いただきたい。加入者情報のお知らせの送付については、厚生労働省よりはっしゅつされた「被保険者等への加入者情報等の送付について」という依頼に基づき、国民健康保険に加入している全ての被保険者に対して送付する。国民健康保険制度のデータベースに登録されている個人番号を通知することにより、情報のせいかく性を担保し、全ての方に安心してマイナンバーカードを保険証として利用してもらうことを目的として行うもの。世帯主宛てに、被保険者氏名と、国民健康保険に登録されている個人番号のしも4桁をお知らせする。送付については、9月下旬を予定している。 先ほどもお話ししたとおり、9月11日号の広報しで周知するとともに、ホームページでも周知する。 にいみ会長より 今の説明について何かご質問は。 にしむら委員より マイナンバーカードができたときも、庁内が大変混乱していたという記憶がある。区民の方々からの問合せが相当数来るのではないかと思っている。全世代の方々に向けての周知というのは本当に難しくなっているので、紙媒体、また、ホームページに記載していただいているが、LINEなどのSNSも活用してもらいたい。最後に、特別な電話相談などの窓口を用意する予定はあるか伺いたい。 いけだ国保医療年金課長より まず、全世代への周知については、委員がおっしゃるように、これまでの紙媒体、それからホームページだけではなく、LINEやXなどを利用していきたいと考えている。  また、相談窓口について、問合せがあったかたについては個別に相談を受けているが、マイナンバーについての相談は国保医療年金課では対応できない。 にいみ会長より  ほかに質問がなければ、答申文の用意ができたので、これから答申を行う。 6:答申 にいみ会長より それでは答申申し上げる。 にいみ会長からもりさわ区長へ、答申文を読み上げた後、手渡す 7:区長とう礼 もりさわ区長より ただいま、品川区国民健康保険条例の一部改正に関する答申を、原案が妥当だということでいただいた。本日はにいみ会長をはじめ、委員の皆様がたには、ご多用のところ協議会への出席を賜り、答申をいただき改めて御礼を申し上げる。 本日の意見等も踏まえ、引き続き国民健康保険の健全運営に精いっぱい努力してまいりたい。引き続き皆様のご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げる。 にいみ会長より これで本日の議事はすべて終了した。 8:閉会 あらい やすし副区長より 本日は長い時間にわたり、条例案の改正について、真摯なご意見をいただき、心より感謝申し上げる。いただいた一つ一つのご意見を踏まえ、丁寧に、これから改正作業を進めてまいりたい。 委員の皆様におかれましては、今後とも、引き続きご意見をお願いしたい。 令和6年度第1回品川区国民健康保険事業の運営に関する協議会議事録の音声読み上げデータは、以上で終了です。